中央大学文学部一年生にしてVRゲームの開発を行い、様々なイベントに出展されているごんびぃーさんこと福田陸弥さんにお話を伺いました。

スポンサーリンク



どうして文学部の方がVRゲーム開発を?

僕がゲーム開発を始めたのは二年前の冬です。元々は中央大学杉並高校で、内部進学で理系を志望していたんですが、でもうまく希望通り進まず文学部に進むことになってしまったんですよ…(笑)

元々ゲームが好きだったこともあり、その二年前に独学でUnity(ゲーム開発ツールの一種)を使ってゲーム制作を始めました。思い浮かべる世界をそのまま作り出して、キャラクターに空を飛ばせてみたかったからゲーム制作に手を出したんです。やりたいことをやるっていうのが座右の銘みたいなものなんですよね。そのおかげで高2を二回経験してますけど…(笑)  その点に関しては反省はしていますが後悔はしていません。

Unityを使いだした初めのころはPCゲームを作っていただけでした。VRに手を出したのは去年の7月にあったサマーセールでゴーグルを買ったことがきっかけです。高額な買い物だから親には反対されたんですが、結局自分でこっそり買って、後で怒られました(笑)。VRゲームを作ろうと思ったきっかけは僕の好きなゲームのキャラを外に連れ出したかったからですかね…。昔僕が好きだったゲームの運営がゲームの改悪を繰り返していたんです。嫌気がさして、そのゲームをやめようと思ったときに、僕はそのゲームにお気に入りのキャラがいてその子だけはゲームから連れ出したいと思ったんです。その子を連れ出す先として、自分で作った世界を思いつきました。さっき言ったキャラクターに空を飛ばせたいというのは、お気に入りのキャラの設定が魔法使いで空を飛んでいたからです。まあ、ゲーム制作の最初の方は完成のビジョンを持てずグダグダでしたけどね(笑)

自分がやりたいことをいろいろやってきました。試行しながら自分の思うことを具現化するプロセスは、苦労はありますがとても楽しいです!

将来像はどのように考えていますか?

VRゲームを作って生活したいです。なるべく自分でアイデアを出し、主体性持って作れるような働き方が理想なのでプランナーかデザイナーですかね。フリーランスとかもよいと思うんですが、日本ではあまり保護されていないんですよね…。だからまだ着地点は見えていません。

最近はゲームの民主化なんて言って、いろんなエンジンが登場してみんなゲーム制作に手を出せるようになっています。いわゆるインディーズのゲームです。様々出回っていて当然競争率は上がっていると思うんですが、VR自体はまだ数が少なくて、僕の作るゲームは音楽とシューティングを合わせたゲームですから独自性には自信を持ってます。そういう点では僕は今いろいろ有利ところにいるかもしれません(笑)

ゲーム制作においての苦労などをお聞かせください。

文学部なので周りに同志がいないことですかね。プログラミング学習は独学でやっているので…。ただわからないことがあったらTwitterで訪ねるとすぐ友人や見知らぬエンジニアの方が教えてくれるのでそこまで問題っていうわけではないかもしれません。それと、今大学まで片道2時間、往復4時間も取られていて、それが苦痛です。その時間があったら開発できるのに・・。

それと機材がものすごく高いことも悩ましいです。VRの機材なんて1つ何万円もするものなんてありますし。学生ですし個人でやるものとしてはとても辛いものがありますね。

今後の抱負をお聞かせください

ゲームのリリースです!!現在制作中のStar Bullet Refrain (スターバレットリフレイン)というゲームを2019年の年始にでもリリースしたいです。改善点はまだまだありますし、ゲームをよりよいものにしたいという向上心のようなものがありまして、どこまでやっても完璧という状態はないと僕は考えているんです。でも、あこがれているゲームのリリースと同じ期間でリリースしたいと考えているので、それが今後の目標ですね。10月の頭になんらかのアクションを起こしたいと考えています。あとはどこまで一人でできるかを試したいですね。スタバレ(Star Bullet Refrain)は僕だけのゲーム!思いっきり作り上げていきます!

これを読んでいる学生に向けて、最後に何か一言お願いします

偉そうなことは言えませんが。。
学生生活やりたいことを思いっきりやりましょう!苦労や困難があってもきっと楽しいはずです!僕はそれで充実してます(笑)

twitter
https://twitter.com/GONBEEE_project?s=09

(取材: 原野 総士)