10代から20代の若者もアプリ開発に積極的に参加

ここ最近、10代~20代の若者が積極的にアプリ開発に参加しています。例えば、リクルート社とTechCrunch Japanが共催する国内最大級のWebアプリ開発のコンテストである「マッシュアップアワード」を見ると、高校生や小学生といった若者が入賞作といった賞を普通に受賞しています。

若者の起業家が次々と誕生

このように若者がアプリ開発で賞を次々にとっているだけでなく、起業するといったことも起こっています。例えば、1998年生まれの17歳、高校生の森川恵美さんは、大学へは進学せずに起業するそうです。実業家の兄の仕事を手伝っていくうちに、「こんなサービスがあればいいのに」と思うようになったそうです。そして、そういったサービスは自分で作った方が早いと決断し、プログラミングを勉強し、大学へは行かずに起業を志すことになりました。現在、一人一人が出来ることをインターネットを通して気軽に共有していくという、Seekleというサービスを開発中だそうです。

他にもアプリを開発して起業し、メディアに取り上げられている中高生は世界中にいます。

中国では、小学3年のときに原子カードを結合させて分子を作って遊ぶカードゲームを開発し、それを持って株式会社を設立するといった天才児が生まれています。従来では考えられないような年齢の若者がどんどんアプリ開発で起業するという時代がやってきているのです。

昔に比べてアプリ開発の敷居が下がった

なぜ若者がここまでアプリ開発に参入するようになったのでしょうか?考えられる理由としては、まず第一に、一般家庭用のPCの高性能化、そして、基本的な開発ツールが一般向けに無料で公開といった開発環境が昔に比べて整いやすくなっていることが挙げられます。そして第二に、子供たちが早くからITに接することが多くなったことも理由でしょう。googleやITベンチャー企業の中には、小中学生向けにIT教育支援としてプログラミング講座などを開いているところもあります。今後プログラミングが義務教育の中にも入って来そうです。

自分でサービスを開発してビッグビジネスにする。そんな醍醐味がITエンジニアの世界にはあります。