株式会社ディー・エヌ・エーのエンジニア 佐藤拓弥さんにお話を伺ってきました。

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DeNAとはどんな会社ですか?特徴的なこととか最近の注力分野など教えてください。

DeNAはメガベンチャーといわれる部類であると思います。しかし他社のようにコア事業をずっと続けるのではなく、当社は時代に沿って主力事業を変えています。今はゲームがメインですが、様々な事業にチャレンジし、またそれができる風土があります。最近ですとオートモーティブやAIが熱いですね。

御社おけるエンジニア職の将来性、やりがいなどを教えてください。

例えば、現在ゲームはハードウェアの技術革新に合わせてどんどん変化していき作れるものも増えてきました。画像処理技術が向上してARゲームを作れたり、センサが向上して位置ゲーを作れたりできるようになりましたね。やれることが増えて作るための需要は上がっているため、将来性はあると思います。

会社はボトムアップという風土があり、やらされてる感はなく自分の意欲やアイデアを生かして仕事ができています。
常に新しいことにチャレンジできるため、とても刺激的でやりがいもあります。

また若いうちからリードエンジニアになることもできます。自らの手で物事をプロデュースしたいという願望のある人には最高の職種だと思います。

優秀なエンジニアとはどんな人ですか?

ロジカルに考える力を持っている人だと思います。論理的に考え尽くされた上で生み出されたサービスは、クオリティーが高く、問題も起こりにくいです。
また論理だけでなく、それを具現化する実行力も重要です。

当社では他部署で使っている技術をGitHub上でカジュアルに確認することができ、他部署との連携もしやすいです。会社内では様々なサービスを開発・運営しているため、他部署のサービスや技術に感化されて新しいアイデアが生まれたり、自分のサービスのクオリティーをあげることもよくあります。

将来一緒に働きたい学生像などあったら教えてください。

学ぶ意欲が高い人です。新しいことをどんどん学んでいく姿勢がとても大事だからです。興味を持てば自ずとプログラミングスキルはアップしていくので、入社時点でのスキルはあったほうが良いですが、学ぶ意欲が高ければカバーすることができます。物事を深堀りする姿勢や意思の強い人はエンジニアに向いていると思います。

新卒研修で基本を学ぶことができるため、文系出身の方もエンジニアとして活躍することもできます。ちなみにゲーム事業部の責任者も、文系出身ですがエンジニアとして入社しています。しかし最近は大学外でプログラミングを学ぶ環境が整っているため、元々プログラミングに興味を持っている人は自分で勉強していることが多いですね。学部卒も院卒も専門学校卒もスタートダッシュは一緒です。もちろん入社時点でのプログラミングスキルが高ければ、早く研修を卒業し、現場で活躍することができます。

オススメの技術書などはありますか?

エンジニアを目指す学生さんはご存知かと思いますが、読んでおいて損がないのは「リーダブルコード」です。会社でチーム開発を行っていると、他の人が理解しやすいコードを書くことはとても重要なためです。また、「闘うプログラマー」もオススメです。この本はWindowsを開発した人の話なのですが、読むとソフトウェア開発の雰囲気がある程度わかるのではないかと思います。

最後に学生へメッセージをお願いします。

とにかく何か自分の作りたいものを作ってみてください。作っていく過程で何回も何回も壁にぶつかるはずです。そうしていくうちに自分がどんな技術を学びたいかがわかってくると思います。

また、大学を学部で卒業するか大学院に行くか迷う方いると思いますが、どちらが絶対に良いということはありません。私は大学院に進みましたが、論文をたくさん書いたことによりロジカルシンキングが身につき、会社で仕事をする上でも生きているので良かったと思いました。ですが現場で早くバリバリ開発したいという方もいると思うので、そのあたりは本人の考え方次第だと思います。

<佐藤さんバックボーン>

情報系修士終了後2014年エンジニア入社
入社3年目で人気ゲームタイトルのリードエンジニアに。その後もゲーム開発の中心的役割を担う。